J2第40節 ザスパ草津 1-0 ヴァンフォーレ甲府

体が震えるような、そんな気持ちを味わったのはいつ以来なのか。
勝ったことはもちろん、
何よりザスパ草津がその持ち味を
存分に発揮して掴んだ勝利だというのが嬉しかった。

持ち味。泥臭く、決して諦めないこと。
危機は何度訪れたか分からない。
決定的なピンチ山盛りの試合でも、
今日のディフェンスの頑張りは
どれだけ褒めても褒めすぎということはなかろう。

特筆すべきはGK常澤だ。
「1点モノ」のピンチをいったいいくつ防いだのだろう。
ザスパ加入以来長らく第3キーパーに甘んじてきたが、
今季はその間どれだけの努力を重ねてきたかが窺い知れる活躍をしてきたが、
今日はその真骨頂と言っていいプレーを見せつけてくれた。

攻撃では高田がいないことを心配していたのだが、
今季初先発を果たした小林と都倉が前線で活発にボールを追い回す。
豊富な運動量で相手にプレッシャーをかけ続け、
堅い甲府ディフェンスにチャンスは多くはなかったが果敢なトライを繰り返した。

それが後半に花咲くことになった。
「草津のミニ四駆」のキャッチコピーが送られた小林の、
駆動力が存分に生きたゴールが生まれたのだ。

草津ゴール前から掻き出されたボールを
小林がハーフウェー手前の右サイドで中へ折り返すと猛然とゴール前へダッシュ。
廣山からボールは熊林、ドリブルで上がる向こうを小池が追い越していく。
と、甲府のディフェンスが小池に釣られて外へ開いた刹那、
熊林のノールックパスに走りこんだ小林が甲府GKの股を抜いてゴール!
この1点を死に物狂いで守り抜き、久しぶりに歓喜の瞬間がやってきたのだ。

前から盛んに追い回し、中盤、最終ラインも連動し、全体が集中を切らさない。
ミスはあっても強い気持ちがあと一歩、あと半歩の力に変わる。

イーブンのボールの奪い合いになったとき、
ボールは必ず勝ちたい気持ちの強いほうに転がってくるものだ。
以前そういう言葉を聞いたことがある。
日頃の練習で鍛え上げたものを発揮させるには強い気持ちが不可欠。

その気持ちが発揮できればこんな試合が出来るのだ。
8千人を超えた大観衆の中で掴み取った勝ち点3の意味は大きい。
あとはこれを続けること。富山戦で改めて真価が問われることになる。

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メインスタンドがきれいに2色に分かれた様は圧巻だった。
ゴール裏芝生は真っ青。メイン南側もヴァンフォーレブルーで染まった。
秋の連休とはいえ、あれだけのサポーターが敵地に駆けつけるのは素晴らしい。
ザスパもああならなければならない。
地域に愛される、地域の誇りにならなければ。
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by urutimai1970 | 2009-09-20 23:30 | ザスパ草津