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J2第47節 ザスパ草津 2-1 ファジアーノ岡山

危なかった。勝ってよかった。

右SBはチェソンヨンから佐田(第44節以来)、
CBが藤井から田中(第42節から5試合で出場1試合)、
左SBが小池から寺田(第36節以来)、
と4バックのうち3人が入れ替わり。

このところ出場機会の少なかった選手が揃った感じ。
そのせいとは思いたくないが、
前半は岡山の勢いあるプレスに苦しみミスが頻発。

パスミスに空振り、そして岡山ボールが草津ゴールマウス前を行き来する。
場所が場所、最終ラインでのミスだけに肝を冷やすことたびたび。

少なくとも決定的ピンチが3回はあった。どれも「1点モノ」。
これを何とか我慢しきれたのが勝負を分けた。
ボールを持てても岡山ゴールを脅かすところまでは難しかっただけに、
スコアレスでの折り返しは「御の字」だったように思う。

後半立ち上がりにも若干冷や汗をかかされたが、以後草津に流れが来る。
ボールが回り始めると岡山エリアに侵入、
熊林が倒されてPKを奪取、これを冷静に決めて先制。

以降パスを丁寧に繋ぎ、ときに大きなサイドチェンジを組み入れて岡山を揺さぶる。
そしてポゼッションサッカーを標榜する
今季草津の象徴的なゴールが73分に生まれた。

自陣からのスローイン、ボールの取り合いを制してから
繋ぎに繋いだパスの、実に11本目が小林の頭へ。
ヘディングシュートは岡山GKの指先をかすめてマウスに吸い込まれた。

小林竜樹という選手は何か持ってるなあ。
ちゃんとボールの来るところへ顔を出している。素晴らしい。

ただその後は反省がいるところか。
ひとり少なくなった岡山を相手に攻め込まれる場面がまた増えてくる。

10人になったことで各選手の「やること」がより明確になり、
攻守に集中力が増して驚異的になるというのはよくあること。

だからこそ注意がいるのだが、
80分の岡山CKからヘッドを決められたのはいただけない。

その直前、佐田が足首を痛めてピッチから出るまで間が開いた。
岡山・青木の飛び込みに誰も合わせることも出来ず。
こういう「変に空いた間」にポカンとする悪癖が出てしまった。
こういう緩いプレーは命取りになる。猛省すべきだ。

そのあとも終了間際のカウンター。
岡山GKもパワープレーでマウスがら空き。
これ以上ないダメ押しのビッグチャンスもオフサイドを喰らうとは。
チャンスは絶対にものにする、そういう執着心がもっと欲しい。

残り4試合になった。C大阪、福岡、湘南、栃木。
すべて勝てば一ケタ順位到達にも希望が繫がる。
連戦の続いたJ2リーグも草津は幸いにも11月8日まで2週間の余裕がある。
いい準備をして、5連勝で今季を締めくくろう。

by urutimai1970 | 2009-10-25 23:30 | ザスパ草津