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スポ文ランと映画「精神」

インフルエンザワクチン接種明け、ということで熊谷へ。
ザスパの試合で何回か訪れた「熊谷スポーツ文化公園」。
先日の天皇杯に出かけた折、
初めてジョギングコースを歩いてみたが楽しそう。
というわけで今日走りに行ってみたのだ。

いやあ、楽しかったー!
まず公園内なのでクルマの心配をしなくてよい。安心。
1周4550mのコースはほぼ平坦で走りやすく、
橋の上り下りがいいアクセントになっている。

そして何よりも走っている人がたくさんいる!
近所の農道では味わえない賑やかさに心も踊る。
調子に乗って10kmほど。ニコニコペースで1時間ほど。
膝も痛んだし、あちこち張りが出てきたが、
これはまあ、動かしていけば問題なくなるはず。
スポ文ジョギングコース、ちょくちょく行ってみよ。
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その後、深谷シネマでドキュメンタリー映画「精神」。
精神障害を負った人たちが集う様子は障害をまるで感じさせない。
ただ、人が集う。人が接触する。
例えば肌にヤスリをかければ傷で血まみれになってしまうが、
人が人と接触することが、心と心の擦れ合いが、
ときにあまりにも深い傷を負わせてしまうことがあるのだ。

人はひとりでは生きていけない。完璧ではないから。
ただ「完璧ではない」という面では
健常者だろうが精神障害のある人だろうが同じ。
だったら、いろいろな人がいることを認めることから始めてみようじゃないか。
他の国は知らないが、こと日本に関しては、
障害を負った人に対して特別視する傾向はかなり強いものがある。
ただ障害すらも個性なのだと受け止めて、
同じ人間なのだから(当たり前すぎて「何言ってんだ」的な気分だな)、
とにかくいろいろな人がいることを認めてみよう。

心の交流は不幸にも誰かの心を痛めつけることもある。
しかし人は心のふれあいがなくては生きていけない。

作品のラストに登場したおっちゃん。
行政から届いた封書を開き、
デイサービスの閉所時間にもかかわらず電話をかけ続ける。
なかなか要領を得ず、徒労に終わっていくのだがおっちゃんは電話をやめない。

かけて、かけて、またかける。

心を心に傷つけられたとはいいながら、
それでも心は心を求めていくのか。

何ともいえない、苦しさ。

by urutimai1970 | 2009-11-21 18:03 | 徒然