それは違うだろ

賢持社長が辞める?(asahi.com)
以下記事。
『J2草津の社長辞任へ 本拠・前橋移転で観客が激減
2005年07月27日16時06分

 サッカーJリーグ2部(J2)のザスパ草津を運営する草津温泉フットボールクラブの
賢持宏昭社長(37)が辞任する。本拠を群馬県草津町から前橋市に移したことから
観客数が激減するなど
経営手腕や姿勢に批判が出ていた。
26日深夜の臨時取締役会で承認されており、近くクラブが発表する。
当面は大西忠生GMが社長を代行する。

 賢持氏は02年春、群馬県社会人リーグのチームを受け継ぐ形で、大西GM、
植木繁晴前監督らとザスパ草津を発足。「温泉町からJリーグへ」を合言葉に、
選手が地元の温泉旅館などで働きながらJリーグを目指すユニークなチーム作りを手がけ、
3年足らずでJ2昇格を実現した。

 だが、昇格を決めた昨年度の決算では約6000万円の赤字を計上。
昨年は最高で1万3743人を集めた観客も前橋市に本拠を移した今季は
2000人台まで落ちこみ、成績もJ2最下位に低迷

チームが遠のいた草津町民やスポンサーからは、
同氏に対する不満の声が上がっていた
。』(太字うるち米)

一ファン、一サポとしては窺い知ることの出来ない難しい事情があるのかも。
しかしこの記事の、明らかにおかしな点だけは指摘しておかねばなるまい。
事実誤認で検証しても正しい方向性が見出せるはずはないのだ。

「本拠を群馬県草津町から前橋市に移したことから観客数が激減」
「昨年は最高で1万3743人を集めた観客も
前橋市に本拠を移した今季は2000人台まで落ちこみ、成績もJ2最下位に低迷。」


去年JFL記録を2度も塗り替えた観客動員は敷島公園陸上競技場だから可能だった。
まず県内に1万人超の観衆を集められる会場は他にない。
特例開催の昨秋の草津開催もキャパは4千人ほど。JFL基準すら満たせなかった。
「大きなハコ」である前橋開催が実現したからこそ新記録の可能性が生まれた。

実際にその大きなハコをザスパサポたちは1シーズンを通じて埋め続けた。
ホーム戦平均入場者数は約5千人。よくぞ集まり続けたものだと思うが理由は2つある。
ひとつは「ザスパ草津が勝ち続けたこと」。
せっかく会場に足を運ぶのであれば勝つ試合を見たい。誰でもそう思うだろう。
その期待にJFL・ザスパ草津は見事に応え続けてきた。
勝ち点を着実に重ねていけばJ参入の道も開けてくる。
夢を最後まで追いかけることが出来たことは動員の面でも大きかったと思う。
今年の苦戦はある程度予想できたが、前半22試合の中でいくつかあった
「最下位脱出チャレンジゲーム」をことごとく落としたのはあまりにも痛かった。
熱しやすく冷めやすい上州人気質、「ケツ」のチームに対する目は冷たい。

そしてもうひとつ。「試合会場へクルマで気軽に行けたこと」。
ザスパ草津の昨年と今年で大きく変わったことの最たるものがこれだろう。
河川敷に停めたり(←今思えばまずかった?)、
敷島公園内に停めたり(←やっぱりいけなかった?)
あるいは停めちゃいけないところに停めちゃったり(←明らかに悪かった)、
駐車に対してかなり強引な所業が散見されたが、その結果が「1万人超え」。
駐車問題をクリアできなければJ参入後の混乱は目に見えていたが、
『角の煙草屋徒歩1分でもクルマで出かける』ような群馬の県民性を思うと、
ホームを敷島に定めた時点でこの問題の根本的な解決策を
「パーク&ライド方式」に求めたのが間違いの元だったのではなかろうか。
「クルマで行けないところには出かけない」。
今年のJ2開幕戦が、それもJ参入初年度の晴れがましい開幕戦が、
昨年のJFLホーム開幕戦の4分の1に落ち込んだ原因はそれしか考えられない。
(だって開幕戦は「成績低迷」なんてことないからね)
自家用車王国・群馬でクルマを締め出して商売するとどうなるか、ということだ。

※ただし最寄4駅からのシャトルバス運行及び定額タクシーは高く評価する。
クルマがない人、使えない人にとってこれらは敷島への「命綱」だ。

ハナからお客さんを「駐車場ないからね!」と遠ざけて商売を始めさせられ、
成績不振で自ら追い討ちをかけてしまった形の社長には同情もする。
でも1点だけ気になることもある。
『チームが遠のいた草津町民やスポンサーからは、
同氏に対する不満の声が上がっていた。』

草津町の人たちやスポンサー様は実際のところいかにお考えなのだろうか。知りたい。
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by urutimai1970 | 2005-07-27 17:04 | ザスパ草津