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J2第9節 東京ヴェルディ1969 3-2 ザスパ草津

国立霞ヶ丘競技場。バックスタンド下の方が立ち入り禁止だそうで。




映像上「無観客試合」っぽく見えましたがザスパを応援する声は切れ目なし。
国立まで馳せ参じた皆さまお疲れ様でした。「国立競技場」はいかがでしたか?
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あと少しの上積みができれば今年は相当戦える。そんな手応えは残った。

南側ゴール裏、紺色の大波がうねるのがテレビ画面から飛び込んでくる。
聖地国立、サポも気合い十分なら選手たちもモチベーション高く戦った。
きちんと守りを固めて跳ね返したら島田・中井を起点に前線へ。
試合開始早々の失点にもめげず、取られたけどまだ1点、集中は切れない。
けっこう前半からザスパがボールを持てたし、
太田の高さを使ったり吉本の裏へ抜ける動きで揺さ振りをかけたりして、
ビハインドを追う展開ながら試合の感じはそれほど悪いものではなかった。
その手応えが得点に繋がったのが後半早々の後半1分。
ついに太田のヘッドが炸裂、島田のコーナーキックを全くのフリーで合わせて突き刺した。
同点の喜びも覚めやらぬうちに後半4分、後ろからのスルーパスにまたしても太田。
猛然と走りこんで左足でうまく合わせた逆転弾が決まる。
逆転勝ちというのがこれまでほとんどないのがザスパの悲しいところで、
去年は天皇杯・愛媛FC戦だけ。その前となると04年天皇杯・セレッソ大阪戦まで遡る。
リーグ戦の逆転勝ちは04年JFL後期第9節・YKKAP戦以来なく、Jではもちろん皆無。
「これは…ひょっとするかも」国立に行けない我が身を少し悔しく思った。
しかし夢は儚かった。後半28分ヴェルディにコーナーキックを与えるとこれを耐え切れず。
その5分後にはディフェンスラインのギャップを突かれ平本の突破を許してしまう。
試合終了間際に佐田のパスを受けた後藤が倒されてPKを得るも得点にならず。
2-3の敗戦はやれる手応え、勝利に十分手が届きかけただけに悔しいものになった。

前半9分の失点の場面。あとちょっとの集中があれば、と感じてしまう。
斎藤の「もう大丈夫」の判断の甘さを大野に厳しく突かれた故の失点に思えるが。
第7節札幌戦での信じられない大甘プレーの記憶も鮮やかなうちに
再び似たような軽いプレーが繰り返されてしまうのはどうしたことか。
頑張れ斎藤!いっしょに湯掛けをやろうじゃないか。次こそは「鉄壁」でお願いします。
後半の33分の失点も籾谷ひとり後方に残っていたためにオフサイド取れず。
(たしか平本の突破の瞬間、鳥居塚の手が挙がっていたのが見えた)
もういちど録画を見て確認したいがヴェルディのカウンターの鋭さは厳重注意事項のはず。
それを後ろがあれほど手薄な陣形で防ぎ切れるとは到底思えない。残念な失点だった。
この2失点は、ビデオを見返せば理由・意図がわかるかもしれないが、
意識して注意していれば、まだなんとかなったのかも知れないと思えて仕方ない。
だから悔しい。勝てた展開のゲームを落としたように思えて悔しい。
でも、とも思う。
1点を追いかける展開になって再逆転を許したとはいえ一度はリードを奪った。
絶対にゲームをあきらめない粘り強さが生きてきた。ゲームを動かせるようになった。
今季はこれで2勝1分5敗。かなり負けているし順位も相変わらず二桁ゾーンだ。
でも今のところ、そんなに悲観することもないように思える。
勝って自信をつけ、負けて学び、昨日よりも今日、今日よりも明日、前進の手応えがある。
「胸を張って前に進め 勝利信じ草津戦え」。前進あるのみだ。

でも悔しいので火曜日の湘南戦、行って来ます。

by urutimai1970 | 2006-04-15 17:08 | ザスパ草津