人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年は「2006年」ではない

土曜日、福岡戦の日。
敷島に向かう車中で、つい話題に出るのは、例えば島田のこと。
大宮に帰ったはいいが出場機会がこちらが思ったほど得られていない。
「島田、苦労してるみたいだな」
「大変みたいだね」
「今のザスパにいたらなあ…」
「それを言っても仕方ないけど、ちょっとそれ考えるよなあ」

土曜日、福岡戦の日。
敷島から帰る車中で、つい話題に出るのは、例えば高木のこと。
札幌に移籍して以来守護神として定着。堅守札幌の中心、その存在感は大きい。
「高木、やっぱり凄いな」
「点取られないもんね」
「今のザスパにいたらなあ…」
「本田だっていい働きしてるがな。でもちょっと考えないでもないな」

2007年シーズンも10節を終え、第1クールも残り僅かとなってきた。
即昇格、と景気のいい話はぶち上げにくい今のザスパだけど、
一昨年と比べれば格段にいい、去年と比べても悪くないカタチを見せている。
なのについつい去年のことを考えがちになるのは、
例えば島田の左足、とか、高木のビッグセーブ、とかが強烈過ぎたため、
今のザスパに対して「突出したもの」への未練、物足りなさを感じてしまうからか。

しかし去年と比べて「突出したもの」はないのか、と振り返ればそんなことはない。
櫻田の組み立て、とか、鳥居塚の運動量、とか、松浦の速さ、とか。
島田の左足や高木のビッグセーブほどの派手派手しさこそまだないかもしれないが、
その威力は他チームからも警戒すべきレベルに達していると思う。
(その威力を確実に発揮させる力量はまだまだ足りないかもしれないけど)

数少ない「スペシャル」に頼るのではなく、チーム全体でレベルを上げていく。
その試みは時に痛い目に遭いつつも、着実に前へ進んでいると思える。

ならばこのチームを、信じよう。
選手を、スタッフを、クラブを、信じよう。

そう思って福岡戦の帰り、買い物をした。
2007年バージョン・レプリカユニフォーム(ホーム)。
もう始まっている2007年シーズンを共に戦っていこうというときに、
身に纏うのが「2006年」では整合性を欠くではないか。
そう考えて次回からは2007年レプリカでB-Hに陣取るつもりだ。
人それぞれ捉え方や考え方があると思う。
僕はこの考えであらためて2007年シーズンに臨むことにした。

仕切り直しが必要になるなんて、ちょっとだらしなかったなとも思うけど。

by urutimai1970 | 2007-04-23 15:11 | ザスパ草津