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J2第15節 ザスパ草津 1-1 水戸ホーリーホック

「ビールに鳥めし」の敷島セットをワシワシ喰いつつ前座戦を見る。
ジュニアユース対決・ザスパ草津vs水戸ホーリーホック。
年齢的には子供サッカーだがピッチを広く使う意識が高く、
一方でキック力はまだ弱いのでボールを持ったら扱いを丁寧に、
受け手は積極的にパスを受けようと盛んに声を掛け顔を出す。
こういうのってトップでも大事だよな。しみじみと感じた。

試合開始は降雨開始とほぼ同時。粒の大きい雨粒が敷島を叩く。
ザスパFゾーンは、そんなもの関係ない。
試合前にサポグループミーティングをやっていたが今日はとにかく気合いが違う。
これまで漫然と拡散しがちだったコールが雨雲を震わせ、ピッチに大きくこだまする。
今日は勝て。明日を掴むには今日を戦うしか道がないのだ。
サポの気持ちをコールに乗せる。選手よ走れ、攻めて攻めて攻めまくれ。

J2参戦以来間違いなく最悪だった先週に比べれば、今日はなかなかいいのかな。
いったんはそう思わせた前半だった。動いている。走っている。
でもどこか気配がしない。雰囲気がない。何をどうするか伝わりが弱い。
前半15分コーナーキックからの揺さ振りで失点を喫したが、
シュートを放った秦とゴールマウスを守る小島の間に守備の人間が直列状態。
失点むべなるかな、やられた徒労感満点のイヤな取られ方。
それでもまだ時間はあった。何とでもなるはず。
でも何とかするのだ、という気配は依然として弱い。
クロスを入れる。パスで繋ぐ。ワンタッチで相手を外す。
攻める気持ち、「1点取るんだ」といった気迫がないわけではないはずなのだが、
いずれの仕掛けも単発で終了してしまってはどうこう言えない。
で、伝わってくるものがない。前半が終わってなんだかえらく疲れた気がしたのは
蒸し暑かった天候のせいばかりではない。

後半。デルリスが一発レッドでサヨウナラ。
数的優位に立ったからには追いつかねばならぬ。そして勝たねばならぬ。
どれくらい仕掛けただろう。実際水戸ゴールを攻め立てた回数は山ほどあった。
チャンスを作らなければ始まらないけど、チャンスは決めないと得点にはならない。
酒井のザスパ初ゴールは素晴らしかったが、もっとなんとかなったはず。
でも何ともならずにドローで終わってしまったのは「繋がらない」からなんだろうなあ。
『吉本怒りの交替』もあったけど、もっともっと話し合い、意見をぶつけ、
選手めいめいが自己をアピールし、チームとして融合を図って…。
時間はかかるかもしれないが、やらなければ何も進展しない。
やれることはすべてやろう。全てを尽くして戦おう。
選手も、サポーターも、頑張り時、踏ん張り時。

by urutimai1970 | 2005-06-04 23:30 | ザスパ草津