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こめすり

米がなくなったので米スリに行った。
我が家は母方の祖母の妹のウチが米作農家で、
米は毎年そこから安く分けてもらっているのだがその状態は当然「玄米」。
精米の必要があるので毎度半俵(30kg)抱えて近所のコイン精米所に行くのだ。
今日は初めて農協の敷地内にあるコイン精米所を使ってみた。
玄米30kgを投入口からざばぁーっとぶち込み百円玉2枚を投入。
搗き具合は「標準」。スイッチオンと同時にけたたましく精米が始まった。
すぐさま米吐き口(?)から白い半透明のお米粒がザラザラと降って来る。
ときどき手を出して掬い取り眺めてみる。いつ見ても美しい「白」だなと思う。
美しいばかりではなく日々の活力の大元となるお米を作る農業という仕事は尊い仕事だ。
なかなか日頃は忘れがちなことだけど精米所に来ると感謝の気持ちが湧いてくる。
農業に携わる皆さん、ありがとうございます。

しかし。

コイン精米所はいままで新幹線下のところしか行ってなかったけど、
やっぱり農協敷地内だからかな、こっちの精米機の方が速いわ。たまげた。
ただ、両者とも「10kg 100円」(だから半俵だと300円)となっている割に、
200円で「あ、スリ終わるな…」という気配だけ漂わせ、
でも微妙に早く動作が止まって「…まだ残ってるぞ」と勘ぐらせ、
さらに100円投入すると3合弱ほど精米済み白米をパラパラさせて、
マシンは100円追加投入分の動作を延々と続けるというのは
見ていて非常に虚しく、しかし3合弱出てきたんだから得した気分にもなりつつ、
「これだったら『14.5kg 100円』とした方が消費者の為になるのでは?」
とも考えるが機械のやること、その日の調子できっちり「10kg 100円」のときもあり、
どこか悶々とした気分のままこの「儲け第一主義」の精米所を後にするのは
非常に納得のいかないモヤモヤした気分に陥るため、たいへんよろしくないのである。
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4:00AMから「パッチギ!」鑑賞。
ものすごくやるせない気持ち、切ない気持ちになって涙が出ました。

というか、涙腺ゆるくなってるのは「加齢」なんですかねえ。

by urutimai1970 | 2006-01-22 19:54 | 徒然