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J2第4節 ザスパ草津 0-2 ヴォルティス徳島

高木は、いや、高木貴弘様は神様だ。
今日も決定的なシュートを何本も何本も止めてくださった。ありがたやありがたや。
しかし、そんなんでいいのかという疑問は残る。厳然として残る。
高木貴弘様が神様であらせられるのは間違いないところだが神様だって人間だ。
ゴールに飛んでくる全てのシュートを防ぐことは神ならぬ身である、不可能だ。
そもそも高さ2.44m、幅7.32m(横から見たマイクロバスとほぼ同じ)の
大口開けてボールが飛び込んでくるのを待ち焦がれているゴールマウスというものは
GK、DF、守備的MFたちが連携を取り、
高い集中を保ち、率先・協力して守るものだろう。
ザスパのゴールマウスは誰が守るのか。
誰が、どうやって守るのか。
守って奪ったボールはどうやって攻撃に繋げていくのか。
試合に臨むにあたり、守りに関してはっきりした指針のようなものは皆無なのか?
「皆無」とは言葉が過ぎたかも知れない。
ただ皆無かな、と心配になってしまうほど今日のプレーからは感じ取るものがなかった。
それというのは、クロスを入れようとしている徳島の選手に詰めて行けなかったり、
ゴール前に紺色の選手が多い割にはフリーでヘディングかまされたり、
そもそも中盤がゆるゆるで徳島の選手は必ずいきなり前を向いて攻勢に入れたり、
FWにクサビのボールを当てても拾いに行くのが徳島の選手だったり、
とにかく「それじゃ無理だよ、勝てない勝てない」というプレーが多過ぎたからだ。
あまりにも夢のない敗戦、虚しくなる2時間になってしまった。

帰宅後群馬テレビの録画放送を見ていて弟が言った。
ザスパの選手がタッチライン際でのボールキープ時、
後ろから迫ってきた徳島選手に奪われた場面。
「こういうのは誰かが声さえかけていれば対応できるはず。基本だよ」
みんな舞い上がってしまっているわけでもあるまいに…。

開幕戦で神戸に勝ったのは幻か。事実だ。3-0、ザスパは勝った。
サッカーは不確定要素の氾濫する中で行われる競技であるから「まぐれ」ということもある。
ただ力量が絶対的絶望的に劣っているならば「まぐれ」すら起こすことはできない。
まぐれでも実力でも何でもいいが、ザスパは神戸に3-0で勝ったことがあるのだ。
その程度のポテンシャルはあるチームのはず。
自分たちを信じて、修正すべきは修正して続けざまにやってくる試合に備えて欲しい。
やっぱり勝ち試合が見たい。でも負けることも受け入れなければならない。
極論すればいくら負けても構わない。試合の中に望みがもてる敗戦ならば受け入れる。
ただ今日のような夢の持ちようもない負け方だけは勘弁して欲しいものである。

by urutimai1970 | 2006-03-21 23:59 | ザスパ草津