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J2第12節 愛媛FC 0-0 ザスパ草津

スコアレスドロー。




仙台や横浜FC相手のときは「負けなかった喜び」を感じたが今日は違う。
「勝てなかった悔しさ」、更にいえば勝てる気配が薄かったことが悔しさを倍増させた。

ロングボールを多用するのは、まあいい。それも策のひとつには違いない。
でも長いボールを放り込むのならば、セカンドボールを拾えないと意味がない。
ザスパが放り込みを多用して効果が上がったゲームってそんなに多くないと思うが、
愛媛の中盤から丹念に繋いで組み立てるサッカーを意識しすぎてのことなのか、
今日も真ん中を飛ばして一気に前を狙っても機能せず、むしろ苦戦の原因に。
攻めに転じてもボールタッチが雑で、手数をかけているうちに相手の守備陣形が整う。
かなり苦しい。今日も2本ほど枠に的中させたシュートがあるが点にはならない。
慌てるなといっても慌ててしまうのが人情だから、その点は「頑張れよ」としか言えない。
でも「慌てなくてもいい状況」は、本当は選手たちで作れるはず。
ボールタッチを工夫して手数を減らしてコントロールするとか、
誰それがボールを持ったら信じて動く・走る、とか、
互いに声を掛け合って常に状況を確認しておくとか、
やってないはずはないけど、今のままで十分ということは全くないだろう。
全てにおいてレベルアップが必要。
薄紙一枚積み上げていくような地味な作業だけど、絶対に必要。
あとちょっと。全体的に「あとちょっと」。それでも「あとちょっと」。
まったく手が届かないレベルではない。

「温泉ダービー ラウンドフォー!」スタジアムDJのアナウンスが聞こえた。
今日を終えてザスパの2勝2分。無敗こそ継続したけど次は危ない。
愛媛FCはウチと同様「精度」に苦しんでいるようにも見えたけど、
気合いに満ちた戦い振りが怖かった。今までとも違う愛媛の姿を見た気がした。
温泉ダービー第5戦は初めてウチのホームスタジアムでやることになる。
(ザスパホームは「南長野」と「サカラグ」だったからねえ)
今度こそザスパが熱く戦意に満ちたプレーで勝利をもぎ取ろう。
それまでにレベルアップを。次は第1クール最終・水戸戦だ。

by urutimai1970 | 2006-04-29 23:30 | ザスパ草津